サリー・ムルギー Sali Murghi
 2016.09.21 Wed
written by なあな♪
インド・ムンバイのゾロアスター教徒(パールスィー)の料理。サリーはポテトストロー、ムルギーは鶏肉(羊肉で作ればサリー・ボティ)、またアプリコットを入れることも多く、その場合はサリー・ジャルダルーとなる。
パールスィーは「ペルシャ人」という意味。ササン朝(ゾロアスター教を国教とした最後のペルシャ帝国)が7世紀に滅亡した後、ゾロアスター教徒はムスリム支配下で迫害されたため、インドに集団移住した人々の末裔。
17世紀の英国インド進出の際、英国の東インド会社は極少数派パールスィーを敢えて優遇し、パールスィーは経済力・政治力を高めて現在に至る(タタ財閥はパールスィー、インディラ・ガンジーの夫もパールスィー)。父親が信徒でなければゾロアスター教徒にはなれないこともあり、いまや信者数はインドとイランを中心に10数万人しかいないが、パールスィーは商いを生業としてきただけあって宗教行事以外は伝統にさほど固執しなかった。
パールスィーの食生活は、インド風のスパイスを使い、トマトやジャガイモなど新大陸産の素材も交易を通じて馴染みがあったために早くから取り入れ、ペルシャ時代とは全く異なるものになってる。「サリー・ムルギー」もそんな多文化を融合したパールスィーらしい料理のひとつ。炒め玉葱・トマト・スパイス類をミキサーにかけてグレイビー状にしたソースで鶏肉を煮込み、アプリコットを入れない場合は砂糖を少し加える。何と言っても特徴的なのはポテトストローを乗せて食べることだろう。細く切ったポテトはカレーソースと混ぜてもパリパリとした食感が残り、想像以上の美味しさ。油っぽさも意外と感じない。
160921サリ・ムルギ
00:08:57 | インド料理 | comments(0)
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