エルバッツォーネ Erbazzone
 2015.10.12 Mon
written by なあな♪
エミリアロマーニャ州レッジョの郷土料理、フダンソウ(ビエトラbietra)とパルメジャンチーズのパイ。フダンソウは欧州原産の甜菜の仲間で、葉を食べるように改良された野菜(所謂リーフビート)。日本には江戸時代に伝来しており、季節を問わず収穫できるという意味で「不断草」と呼ばれるようになった。茎の色は赤だけではなく写真のように様々だが、エミリアロマーニャでは白い茎のビエトラが多いそう。イタリア語でエルバは「草」。「ありふれた」というニュアンスが日本語の命名と同様で面白い。最近はスーパーでも見かけるようになった(スイスチャードという商品名が一般的か)。
伝統的なレシピでは、生地は小麦粉とラードと水と少々の塩で作る。フィリングも、ビエトラの硬い茎の部分とチーズとラードだけという貧しい農民料理だったが、現在では玉葱やベーコンも加えることが多い。日本のスーパーで手に入るフダンソウは、エグ味も灰汁も少なく、それでいて昔のホウレンソウのような味わいがする。硬い素朴なパイ生地を噛み締めていただく、滋味深いイタリア伝統料理。
151012エルバッツォーネ
151012フダンソウ
23:14:27 | イタリア料理 | comments(0)
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