ザレッティ Zaletti
 2016.04.21 Thu
written by なあな♪
ヴェネト州の郷土菓子、ポレンタ粉(コーンミール)のビスコッティ。ジャレッティ(黄色い小さなもの、ジャレットが黄色)のヴェネト方言で、表記は一定しておらずZalettiからLが抜けたりTが一つになったりする。
かつてイタリアの主食はパンでも勿論パスタでもなく麦粥(プルス)だったが、北イタリア山岳地帯は小麦の栽培に適さないため、黍や蕎麦や栗の粉のプルスだった。美味で生産性も高いトウコロコシが伝わると忽ち材料が置き換った。現在では麦粥はほとんど食べられなくなったが、トウモロコシ粉のプルスは生き残り、ポレンタ(トウモロコシ粉も、それを使った料理もポレンタ)となり、北イタリア料理の付け合せとしてお馴染み。ザレッティはそのお菓子版。
材料は小麦粉とポレンタ粉が半々で、卵黄と砂糖を加え、レーズンと松の実を混ぜてレモン風味になっていることが多い。名前だけでなく形も様々で、円形、四角形、楕円形、菱形、S字形のザレッティが店頭に並ぶ。ポレンタ粉が入るのでサクサクというよりザラっとした独特の食感になる。現地ではかなり甘いことが多いようだが、砂糖の量を調節すればかなり美味しいビスコッティになる。
160421ザレッティ
00:55:45 | イタリア菓子 | comments(0)
鶏肉の黒米詰めロースト
 2016.04.11 Mon
written by なあな♪
『ラ・ブランシュ 田代和久のフランス料理』より、川俣シャモで作られた一品を鶏肉に変えて。牛蒡のソース添え。
160411鶏肉黒米詰めロティ
160411鶏肉黒米詰めロティ中身
00:47:52 | フランス料理 | comments(0)
トースト・スカーゲン Toast Skagen
 2016.04.11 Mon
written by なあな♪
スウェーデン料理、スカーゲンローラ(小海老のディル風味マヨネーズ和え)をトーストに乗せたオープンサンド。伝統料理ではなく、1950年代に著名な料理人であるトーレ・ヴレトマンが考案したと言われている。スカーゲンは地名で、デンマークのユトランド半島突端の港町。デンマーク語ではスエーケンで古デンマーク語の「岬」の意。風光明媚な場所でかつては別荘地として栄え、スカーゲン派という絵画の流派があった。小海老の産地であり、またお洒落なイメージのある地名から「スカーゲン」という名前が付いたようだ(ローラは「混ぜる」)。バターを塗った薄切りパン(スモーガス)に乗せるのがオリジナルレシピだが、近年はベイクドポテトやアボカドと合わせたりもする。
コクのある旨味が特徴の瀬戸内海産のサルエビ(安価で美味なのに都内ではまず見かけないのが残念)で作った。手軽に作れる、ちょっとお洒落な冷前菜としておすすめ。
160411トースト・スカーゲン
00:45:30 | 北欧料理 | comments(0)
トルタ・パラディーゾ Torta di Paradiso
 2016.04.07 Thu
written by なあな♪
北イタリア・パヴィアのお菓子。パウンドケーキの配合から、卵黄を増やして小麦粉の半量を澱粉にして、アクセントにレモンの皮を加えたケーキ(澱粉はコーンスターチでも片栗粉でも浮き粉でも構わない)。
1878年にクザーニ侯爵の依頼で饗宴用のお菓子として菓子職人エンリコ・ヴィゴーニが作り、「天国(パラディーゾ)の味だ」と気に入られたために自分の店で売り出したところ好評を博して忽ちパヴィア名物となった。現在もヴィゴーニのお店は世紀を二度跨いでパヴィア大学の側で健在。ヴィゴーニはパヴィア修道院に伝わるレシピを改良してこのトルタを作ったようだ。そこから、以下のような楽しい伝説が生また。曰く、「外出禁止令を破って薬草採集に出かけた修道士が、宿泊させてもらった家の女性から振舞われたタルトの味を、捕まって連れ戻された修道院の中で女性を思い出しながら作り、それが美味しかったために「天国のトルタ」と名付けられた」
素朴な茶色い焼き色のトルタを切ると明るい黄色い生地が現れる。澱粉が多いため、しっとりとしていながらホロリと崩れる食感。「修道院発祥」らしい、堅実な美味しさが味わえるお菓子だと思う。
160407トルタ・パラディーゾ
00:41:55 | イタリア菓子 | comments(0)
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