スポッテド・ディック Spotted dick
 2012.08.30 Thu
written by なあな♪
英国菓子、ドライフルーツ(通常はレーズンやカランツ)入りの蒸しケーキ。遅くとも19世紀頃から食べられていた伝統菓子で、レーズンやカランツが斑点に見えるので「スポット」。ディックの方の由来は不明。puddingがpuddickになって更に省略されてdickになったというのが無難な説だろうか。もともとはナマコ状に成型して布に包んで蒸し上げて作られるケーキだった。
伝統的には安いラードと小麦が主材料のため、ヨークシャー・プディングと同様に食事の最初に食べてお腹を膨らませることが目的の貧乏料理。現在はバターを使い、型で焼き、カスタードソースをたっぷりとかけてお菓子としていただく。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で新学期のご馳走のひとつとして登場する。簡単に作れて素朴な味わいだが、なかなかどうして侮れない美味しさ。おすすめの英国菓子の一つだと思う。
120830スポテッド・ディック
23:33:24 | アメリカ・イギリス菓子 | comments(6)
トルタ・デ・サンティアゴ Torta de Santiago
 2012.08.28 Tue
written by なあな♪
イベリア半島の北西端に位置し、三大巡礼地として有名なサンティアゴ・デ・コンポステラのあるガリシア地方の素朴なアーモンド・ケーキ。サンティアゴは12使徒のひとり聖ヤコブのこと。
典型的なレシピでは小麦粉もバターも使わない。アーモンド粉と卵と砂糖で作るのが基本で、シナモンとレモンで香りを付けることが多い。また、トップには粉砂糖を振って、聖ヤコブ十字の印を浮きあがらせる。
サンティアゴ・デ・コンンポステラは、聖ヤコブの遺骸があるという触れ込みで約1000年前から巡礼地として栄えた。このトルタはアーモンド粉を使った固いビスケットが原型と言われており、現在の形になったのは19世紀。
油分と苦味の強い、スペイン産マルコナ種のアーモンドを使用した。アーモンドの油分でしっとり感のある生地は、口に入れるとほろりと崩れる。シナモンの風味と相まって、いかにも欧州伝統菓子という味わいを楽しめる。
120828トルタ・デ・サンティアゴ
※丸山久美さんのレシピ参照
23:30:25 | スペイン菓子 | comments(0)
玄米パン
 2012.08.27 Mon
written by なあな♪
パン用米粉と玄米粉使用。香ばしい風味。しっとりと美味しく焼き上がった。
120827米粉玄米粉パン
23:28:38 | パン(イースト) | comments(0)
野菜のゼリー寄せ
 2012.08.24 Fri
written by なあな♪
120824野菜のゼリー寄せ
蕪、トマト、ブロッコリー、人参
23:27:05 | フランス料理 | comments(0)
コカ coca
 2012.08.08 Wed
written by なあな♪
スペイン~フランスにまたがるカタルーニャ地方で食べられている「カタルーニャ風ピザ」。
英語のケーキ、独語のクーヘン、仏語のキッシュと同じく古ノルド語のkakaが語源とされる。
地中海周辺では、トルコのラフマージュン、イタリアのピザ、フランスのピサラディエールなど同じような薄い発酵生地に様々な具を乗せて焼く料理があるが、コカもその一つ。チーズは使わない。というより、チーズをたっぷり使うイアリアのピザが例外的な存在。食事用だけでなく、デザート用の甘いコカもある(コカ・デ・サンジョアン:聖ヨハネのコカ、フルーツのコンフィと松の実がたっぷり、コカ・デ・クレーマ:クレーマ・カタラーナを乗せる、ドーナツ状のコカ・デ・ガーランダ:花輪のコカ)
食事用は、サンファイナやムラドールなどの野菜のオリーブ煮込みを乗せたり、肉や魚(鰊の塩漬けが定番)など。肉と果物を同時に使うことも珍しくない。
120808コカ
23:22:21 | スペイン料理 | comments(0)
ライ麦全粒食パン
 2012.08.07 Tue
written by なあな♪
120807ライ麦全粒食パン.
23:21:06 | パン(イースト) | comments(0)
コーニッシュ・サフランケーキ Cornish saffron cake
 2012.08.06 Mon
written by なあな♪
英国南西部コーンウォール地方のサフラン入りケーキ。コーニッシュ・サフランバンズの大型版で、甘くリッチな発酵生地にサフランで色と風味を付け、レーズンを入れるのが特徴。
キリスト教の祝祭用の菓子パンで、スウェーデンのサフラン入り菓子パン「ルッセカッテ(ルッセブッラ)」が伝わったと言われる。元々はルッセカッテと同様に冬至祭りの供物だったが現在では通年食べられている。
コーンウォールではサフランは紀元前後から錫鉱石の対価で手に入れる品の一つだったが、14世紀頃から栽培もされるようになり、17世紀頃まではサフラン産地だったため、特別なパンに使われるようになったと思われる。
光の象徴でもあったサフラン色で着色されたふんわりリッチな生地に、レーズンの酸味がアクセントになっている。現代でもサフランは高価なので、ちょっと贅沢な気分も味わえる美味しい菓子パン。
120806コーニッシュ・サフランケーキ
※参照レシピ:
物語や絵本のお菓子 ティータイムレシピ
00:41:11 | アメリカ・イギリス菓子 | comments(0)
ピスト・マンチェゴ Pisto Manchego
 2012.08.05 Sun
written by なあな♪
スペイン料理、ラ・マンチャ風のピスト。ピストはラタトゥイユ、サンファイナなどフランスからスペインにかけて食べられている「野菜類のオリーブ炒め煮」の一種で、ラテン語のpistus(押しつぶされた)が語源と言われる。玉葱、ズッキーニ、茄子、パプリカなどを1cm程度の角切りに切り揃えてオリーブ油で炒め、トマトソースを加えて水分が飛ぶまで煮込むのが特徴。マンチェゴ風(ラ・マンチャ風)は目玉焼きを乗せることが多い。
茄子は、リスターダ・デ・ガンディアlistada de gandiaという紫に白のストライプの入った品種を使用。リスターダは「縞模様」なので「ガンディア縞茄子」の意(縞模様が分かるよう、軽くソテーしたものを飾りに使った)。19世紀半ばにイタリア秘伝の茄子がフランスに持ち込まれ広まった、と言われることが多いのだが、ガンディアはバレンシア州の都市で、何種類か存在する縞模様の茄子はスペイン産が多いことから、実際にはスペインからフランスに導入されたのだろう。
果肉が白く、火を通すとふんわりとろける食感が特徴の美味しい茄子。ピストもラタトゥイユ同様に温かくても冷めても美味しい、野菜をたくさんいただけるお料理だが、卵のコクも加わるマンチェゴ風は特におすすめ。
ピスト・マンチェゴ
120730リスターダ・デ・ガンディア
※実家で収穫された、「リスターダ・デ・ガンディア」
00:35:18 | スペイン料理 | comments(0)
トード・イン・ザ・ホール Toad in the hole
 2012.08.05 Sun
written by なあな♪
「穴の中のヒキガエル」という変わった名前のこちらは、ローストビーフの付け合わせとして著名なヨークシャー・プディングをメインに使った英国の伝統料理。獣脂を塗った耐熱容器に甘くないシュークリームの皮のような生地を流し込み、ソーセージを埋めて、縁が膨らむように焼き上げれば出来上がり。炒め玉葱・赤ワイン・ブイヨン等を煮込んでとろみを付けたソースをかけていただく。
名前の由来は「生地に埋め込むソーセージが泥から顔を出したヒキガエルに似ているから」と言われるが、金持ちが食べるお肉たっぷりのパイ包みと異なり、ソーセージが少しで大部分が生地という貧乏料理を揶揄するニュアンスがある。現代では、卵と牛乳が入るとはいえ、バターなどを加えないため脂肪が少ない生地はむしろ健康的と評価されるかもしれない。もちろん、たくさん食べてしまえば多少の成分の大小など吹き飛ぶのでご注意を。
トード・イン・ザ・ホールカット
120805トード・イン・ザ・ホール
00:24:27 | イギリス料理 | comments(0)
カイン・ドゥアレウ・ニョイ・ティット canh dua leo nhoi thit
 2012.08.03 Fri
written by なあな♪
ベトナム料理、胡瓜(ドゥアレウ)の肉詰め(ニョイ・ティット)スープ煮(カイン)。どちらかというと南部の方で食べる料理だそう。日本では何故か苦瓜バージョンがよく紹介されている。
輪切りにしてくり抜いた太い胡瓜(実家産太胡瓜使用)に、緑豆春雨・キクラゲ・赤ワケギなどを加えた豚挽肉餡を詰めて、干し海老(トム・コー)で出汁をとったスープで煮込んでいる。
スープの旨味を吸った蛋白な加賀太胡瓜と、様々な食感が楽しめる中華風の餡がよく合う。白いご飯に肉詰めを乗せ、スープを少しずつ掛けながら、ご飯と肉詰めをいただく。後味がさっぱりとしているので、やはり暑い季節が一番よく似合うお料理だと思う。
120803カイン・ドゥアレウ・ニョイティット
00:17:45 | ベトナム料理 | comments(0)
ブリワット・ビル・ケフタBriwat bil kefta
 2012.08.02 Thu
written by なあな♪
モロッコ料理、挽肉(ケフタ)の「三角春巻き」。ブリワットはチュニジア料理ではブリックで(日本では半熟卵入りのブリックが有名)、どちらもトルコ料理のボレキが伝わったもの。ボレキはユフカ(薄皮パイ)で包んだ料理全般を指す。オスマン時代に帝国版図内に広まり、欧州の一部でも同様のものが食べられている。かつてはユフカで包んだ両端をねじって閉じていたよう。
「クスクスとモロッコの料理」(石崎まみ著)のレシピを参考にして、刻んだ海老と鶏挽肉を混ぜた餡にした。クミン粉と香菜の風味が香る中に海老のプリプリとした食感が絶妙のアクセントになっている。餡はお肉が多いが、ご飯(サフランライス)、チーズ(トルコのシガラ・ボレイなど)の他、デザート用の甘いバージョンもある。都内ならユフカも手に入るが、使いやすい春巻きの皮で代用している。
120802ブリワット・ビル・ケフタ
00:13:10 | モロッコ料理・菓子 | comments(0)
レアシュ・ダニ reyash Dani
 2012.08.01 Wed
written by なあな♪
アラブ料理、ラムチョップのオーブン焼き。レアシュはリブ肉のこと。ダニ(羊肉)を付けなくても、単にレアシュとあれば大抵はラムチョップのこと。「アラブでは肉と言えば羊肉」というイメージがあるが、エジプト、イラン、サウジ、トルコという地域大国で食べられている肉を見ると、エジプトは60年代からずっと牛肉を羊肉の数倍も食べている。他の3カ国は、かつては羊肉を最もよく食べていた。しかし、サウジは70年代に、トルコは80年代に、イランは90年代に他の肉の消費量が上回り、現在ではいずこも羊肉は3番目、もっとも食べる鶏肉の数分の一しか羊肉を食べていない。現地では今やイメージとしての「肉と言えば羊肉」なのだろう。我が国の食生活の実態とイメージの差を振りかえればよく分かる(日本はとっくの昔に魚よりも肉を食べるようになっている)。
NHKBS「アジわいキッチン」で紹介されたバーレーン外交官夫人のレシピを参考にしている。スパイスや香味野菜とともにしっかりと長時間(約40分間)茹でてからオーブンで焼くのが特徴。茹でることでアクや臭みや脂が適度に取れて柔らかくなる。
120801レアシュ・ダニ
00:30:57 | その他アラブ料理・菓子 | comments(0)
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