エンサラーダ・ムルシアーナ・デ・トマテ Ensalada Murciana de Tomate
 2016.02.24 Wed
written by なあな♪
スペイン南東部・ムルシア風のトマトと茹で卵とオリーブのサラダ。ツナ或いはアンチョビを加えることが多く、その場合缶詰もよく使われるそうで、サバのオリーブオイル漬け缶で作ってみた。トマトをメインにした南仏ニース風サラダ、というと分かり易いだろうか。さっぱりとして食べ易く、やはり夏向きのサラダだと思う。
野菜の産地として有名なムルシアは、「ミルトス(ギンバイカ)の土地」という意味。ムルシア料理として、プルポ・アル・オルノ(蛸オーブン焼)、マトリモニオ(=夫婦、アンチョビとイワシのマリネを一緒にして食べる)、パステル・ムルシアーノ(ムルシア風ミートパイ)、アロース・ムルシアーノ(豚肉と野菜のご飯)などがある。
160224エンサラーダ・ムルシアーナ
23:52:41 | スペイン料理 | comments(0)
ポルサルダ porrusalda
 2016.01.30 Sat
written by なあな♪
バスク料理、リーキを主体とした野菜出汁のスープ。ポルがリーキ(仏語のポワローと似ている)、サルダが出汁。本来は野菜だけのスープだったが、近年は鱈などのお魚を加えることが増えた。お肉は入れない。ベーコンなどの獣肉で出汁をとったらアラギサルダ、鶏肉で出汁をとったらオイロサルダとなる。スープストックで作る場合でも、野菜出汁を使わないとポルサルダではなくなってしまう。
鍋にオリーブ油を熱してみじん切りニンニクを炒め、香りが出たら一口大に切ったリーキ(長葱で代用)・人参・ジャガイモを入れて火を通す。水を注いでしばらく煮込み、バカリャオ(甘塩鱈で代用)を加えて煮て、味を調えて出来上がり。葱の甘味と鱈の旨味が効いた、「これこそ典型的な飽きない味」という優しい味わいのスープ。鱈の美味しい季節に一度は作りたい、日本人におすすめのバスク料理。
160130ポルサルダ
10:01:25 | スペイン料理 | comments(0)
スルクトゥナ Zurrukutuna
 2015.11.30 Mon
written by なあな♪
バスク料理、ニンニク風味のバカリャオのスープ。バスク語のスクルトゥナは「すする」。カスティーリャの著名な料理、ソパ・デ・アホ(ニンニク風味のパン入りスープ)の魚介バージョン。ソパ・デ・アホはシンプルにパンと卵しか入れないか、入れるとしたら生ハムやチョリソを加えるが(お肉類を加える場合はソパ・デ・カスティーリャと区別する場合もあり)、スルクトゥナはタラとパプリカを加える。タラは現地ではバカリャオだが、日本では甘塩鱈で代用可。パプリカも現地ではドライパプリカペースト(チョリセロペースト)だが、赤パプリカをローストしてからペースト状にすることで代用できる。
もともと「スープ」とは「煮汁に浸したパン」(ラテン語のスッパーレsuppare(=浸す)が語源)を指す言葉で、パンが主役だった。焼きしめたカチカチのパンしかなかった為、汁をかけないと食べられなかったということでもある。
151130スルクトゥナ
参照レシピ:『家庭で作れるスペイン・バスク料理』 丸山久美著
00:58:47 | スペイン料理 | comments(0)
ガスパチョ
 2015.08.10 Mon
written by なあな♪
スペイン南部アンダルシア地方の代表的な料理の一つで、料理としてはかなりの変遷を経ているが、現在ではトマトを主体とした冷たい野菜のスープを指すことが多い。
イベリア半島の料理はムスリムが支配していた時代に起源を持つことが多いが(アンダルシアもアラブ語のアル・アンダルス=ムスリム進出以前に支配していたヴァンダル人の土地、という意味)、ガスパチョは異説が多い。ローマ時代のパン入りスープが元祖とする説(ラテン語のカスパ(かけら)が語源とする)、中世ユダヤ人のパン入りスープが元祖とする説(ヘブライ語のガザス(ちぎる)が語源とする)などがある。いずれにせよ19世紀にトマトが入るようになって別物になった。トマトなどの野菜、固くなったパン、ヴィネガー・オリーブ油・ニンニクを混ぜ合わせて擂り潰せば出来上がり。暑い時期に最適の、爽やかな野菜スープ。
150810ガスパチョ
01:01:37 | スペイン料理 | comments(0)
マルミタコ Marmitako
 2015.07.01 Wed
written by なあな♪
バスクの漁師料理、メカジキのパプリカ煮込み。マルミータ(蓋付き両手鍋)を使った料理、という意味で、漁の船上で魚を捌いて野菜と一緒に大鍋で煮ていた料理が一般化した。お魚は、メカジキ(スペイン語ではペズ・エスカーダ(剣魚)又はエンペラドール(皇帝)と呼ばれる)の他、鰹(ボニート)や鮪(アトゥン)も使われる。味付けはニンニク、ハーブ、塩胡椒程度だが、パプリカで風味を付けるのが特徴。苦味のあるバスク産ドライパプリカを使うのが本式だが、赤パプリカをローストしてからペースト状にすることで代用できる。ジャガイモ、トマトなどと一緒にメカジキを煮込む。
パプリカの甘味とほんのり香る苦味が印象的ながら比較的あっさりとした味わいなので、お魚自体の味を楽しむことができる。日本人好みの美味しいバスク料理だと思う。
150701マルミタコ
00:20:35 | スペイン料理 | comments(0)
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